栗原先生のちょっと得する健康話

vol.26

ストレスと上手く付き合うために。

ストレスの種類は様々。対処法も様々。

ストレスと上手く付き合うために。 

我々は、常にストレスに囲まれています。まさに、ストレス社会で生活をしているのです。
元来、ストレスという表現は、物理学用語からきています。物体の外側からかけられた圧力によって、歪みが生じた状態を言います。ストレスを風船に例えてみると、風船を指で押さえる力を「ストレッサー」と言い、ストレッサーによって風船が歪んだ状態を「ストレス反応」と言います。身体や精神面に生じた種々の反応がストレス反応です。
ストレッサーには仕事の人間関係や家庭問題などの「心理・社会的ストレッサー」、寒暖の差や騒音などの「物理的ストレッサー」、薬物や公害などの「化学的ストレッサー」があります。一般的には、「心理・社会的ストレッサー」のことを指すことが多いと思います。
特に、職場には人間関係をはじめ、さまざまなストレッサーが存在して、大きな社会問題ともなっています。

現代人はストレスを避けられない。

ストレス反応には、精神的な面として活気の低下、イライラ、不安、抑うつ状態などがあります。身体面では、頭痛、肩こり、腰痛、不眠、動悸や息切れ、胃痛、眼精疲労、食欲低下、さらに便秘や下痢などさまざまな症状があります。
しかし、現代社会で生きていく以上、ストレスから逃れることは不可能でしょう。ストレスから避けようとすれば、その人の人生は逃避的で、意欲にかけるものになってしまいます。意欲的に人生を送ろうとするのならば、ストレスと無縁ではいられません。しかし、過度なストレスはいいはずはありせん。

趣味や運動でストレスを軽減しよう。

ストレスと上手く付き合うために。 

ストレス解消法を考える前に現在、自分にはどのようなストレスがあるのか見極めること。日本人がストレスに弱いのは、「臭いものにふた」的な対応で原因を直視したがらないかもしれません。原因を見つめるだけで、解消法が見えてくることもあるのです。
音楽や運動など、リラックスできる趣味をもつことも大切となります。気の置けない人に悩みを聞いてもらうのも効果的。おススメは軽い運動です。日常的に有酸素運動をしている人は、はるかにストレスは少ないという事実。軽い運動をすると、気分を高める「エンドルフィン」が脳内から分泌されます。時間を上手に使って、自分にあったストレス解消法を見つけていただきたいものです。
人それぞれ、解消法は違って当然です。嫌いなことをしでも無駄です。常に“ONとOFF”の発想を持ち込み、ストレスをあまりため込まないようにすること。忙しくとも定期的に心も身体もリラックスできる、“OFF”の時間を作るのです。

過度なストレスは認知症の原因にも

ストレス学説の提唱者のセリエ博士いわく、「ストレスは本来、悪玉ではなく、むしろ善玉である」「ほどよいストレス」は、心地よい緊張感を生み出します。
最後に、ストレスをため込まないことが、認知症予防にもなることも覚えておきましょう。ストレスと認知症の関係は、意外に知られていません。過剰なストレスにさらされている人は、認知症のリスクが1.5~2倍に高まるとされています。ストレスが加わると、コルチゾールというストレスホルモンが副腎皮質から放出され、神経細胞にダメージを与え、認知症の原因であるアミロイドβの脳細胞への沈着を加速、認知機能を低下させてしまうのです。
さあ、今からストレス対策を始めてみませんか?

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栗原クリニック東京・日本橋
院長

栗原 毅

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