食べることは暮らすこと。食ぐらし

食べることは暮らすこと。食ぐらし

vol.22

魚を食べる

四方を海で囲まれた僕ら日本人。いくらお肉がブームとは言えども、どこか魚に魅かれる。日本人の血が正直に脳と胃袋に働きかけるのでしょうね。

あじ

魚を食べるあじというと真あじですね。海を回遊しています。秋から冬の今の季節は北から南に。春夏は逆です。しっかりと泳いでいるから、美味しいのでしょうね。身体の特徴はぜいごと呼ばれる、鋭いとげのようなものがあること。料理する時は気を付けないといけません。焼いてもフライにしても、その味は絶品。千葉の海岸沿いではなめろう。伊豆諸島へ行くと例のやつ。くさやの干物。いろいろな食べ方あれど、僕はもっぱらあじのたたきで一杯がお好みです。

かつお

とにかく泳ぎが速い。その形からして速そうですが、想像以上にめっぽう速い。春、太平洋を黒潮に乗ってビュンビュン泳いで来る。初夏のかつおが初がつお。秋には南に帰って行く。こちらが戻りがつお。僕が関西に住んでいる頃には、初がつおなんて「味がなくて食べられたもんやない」と二束三文だったものが、東京に来ると初物に弱い東京人気質をグイっと掴んで良い値で売られている。所変われば、面白いものです。三重ではてこねずし。高知ではもちろんかつおのたたき。こいつの美味しいヤツは、食べただけで心一杯満足になります。

さんま

魚を食べる

日本から北アメリカにわたる沿岸を泳いでいます。やはり三陸モノは脂が乗っていて美味しい。和洋超えて様々な食べ方がありますが、やはり塩焼きに限ります。「目黒のさんま」のごとく、秋はこれがないと秋とは言えません。大根おろしをたっぷりと。土地土地の柑橘をギューーっと絞り、醤油をたらして頬張るとごはんもお酒もいくらでもいけます。

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食のぐるり株式会社
代表取締役

高原 純一

企業のマーケティング・コンサルティング、プロジェクト・ディレクションを基盤に講演、執筆業務を営む。
傍ら、消費者と農業・漁業生産者の目線から、食卓と暮らしのしあわせづくりにも取り組んでいる。

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