薬剤師が実践!薬を使わずに健康に生きる

薬剤師が実践!薬を使わずに健康に生きる

vol.25

血管年齢は変えられる!

血管年齢は変えられる!

年齢は残念ながら変えることはできませんが、血管年齢なら変えられます!
歳をとると、肌だけでなく血管という「チューブ」のハリも失われ、弾力が衰えてきます。
血管は、3層の膜でできています。真ん中は平滑筋といわれる筋肉で、血管の伸縮性を保っています。加齢、ストレス、暴飲暴食などによって血管は劣化していきますが、平滑筋は筋肉ですから何歳になっても鍛えることができるのです。
では、どうしたら鍛えることができるのでしょうか。
私自身、40歳の頃の血管年齢は恥ずかしながら59歳でした。それが55歳で血管年齢26歳にまで変化したのです。
では、どうやって私の血管は若返ったのか? 特別なテクニックはいりません。食事と運動の意識を変えただけです。

1)有酸素運動としてウォーキングをする

運動をすると血管の筋肉まで鍛えることができます。筋肉があれば、基礎代謝が高くなり、熱を生み出してくれます。代謝がいいということは、身体のターンオーバー(細胞や組織が新しく再生すること)も良くなるということ。例えば肌のターンオーバーは28日といわれていますが、肌だけでなく血管も骨も筋肉も、常に新しい細胞に入れ替えられ、再生しているのです。
内臓も同じです。例えば心臓が動くのは筋肉のおかげですから、ターンオーバーの大切さがわかります。この再生能力は体温が高い方がよいのです。ですから運動、特に有酸素運動が欠かせません。

2)玄米、味噌汁、漬け物を毎日食べる

お米は、稲作と共に歩んできた私たち日本人の体質に合った主食。しかも玄米は、認知症予防効果も期待されるGABAやビタミンB群、鉄分、食物繊維など精米過程で失われてしまう栄養素が豊富です。わが家では玄米を水に漬け、さらに発芽玄米にしてからいただきます。発芽するということは、その玄米が生きている証拠です。
さらに精米したときに出た米ぬかを再利用して、自家製のぬか潰けをつくっています。玄米とぬか漬けは、よく噛むことにもつながります。
大豆タンパクがとれる、日本伝統の発酵食品である味噌汁も欠かせません。
日本の気候風土に合ったものを、なるべく自然な状態でいただいています。

これが私の血管の若返りの秘訣ですが、「千里の道も一歩から」。
毎日の積み重ねが結果を招きます。運動と食事の意識を変えて、毎日コツコツ実践していきましょう。

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一般社団法人国際感食協会代表理事
薬剤師・栄養学博士

宇多川 久美子

1959年千葉県生まれ。明治薬科大学卒業。
医療の現場に身を置きながら、薬漬けの治療法に疑問を感じ、
「薬を使わない薬剤師」を目指す。
現在は、自らの経験と栄養学・食事療法などの豊富な知識を活かし、薬に頼らない健康法を講演会やセミナー、雑誌などで発信している。
「薬が病気をつくる」(あさ出版)、
「長生きするのに薬はいらない」(青春出版社)など著書多数。