薬剤師が実践!薬を使わずに健康に生きる

薬剤師が実践!薬を使わずに健康に生きる

vol.29

日光を浴びながらウォーキング
~コロナウイルスに負けない身体作り~

日光を浴びながらウォーキング ~コロナウイルスに負けない身体作り~

新型コロナウイルス対策として、皆さんも「ステイ・ホーム」を実践されていることと思います。しかし、外出しないことによる運動不足は筋力の低下を招くだけでなく、血糖コントロールの不良などの生活習慣病の悪化、精神面の悪化など、子どもから高齢者まで、二次的健康被害が問題となっています。

そこで大切なのが、意識して「運動」をすることです。
運動によって、免疫力を高めるポイントは「適度な運動」をするということです。
少しきつい程度の適度な運動をすると血流が良くなります。すると、免疫細胞が作られる骨髄への血流量が増えて免疫力アップにつながります。
激しい運動をすると筋肉組織にダメージを与えてしまい、逆に免疫力を下げてしまうことになりかねません。筋肉の修復のために免疫細胞が集中して使われてしまい、本来の働きであるウイルスや細菌を撃退する力が低下してしまうのです。
そこで私がおススメしているのがウォーキングですが、ウォーキングやジョギングなどによって、ウイルス飛散のリスクが高まるという報告もありますから、マスクをする、話しながら歩かない、などのルールを守って安心・安全を心がけてウォーキングしてくださいね。

最近の研究で、米国土安全保障省高官が、新型コロナウイルスは、日光が当たる場所や高温・高湿度の環境下で、より短い時間で威力が弱まる傾向が示されたと発表しました。
同省科学技術局によると、新型コロナがもっとも生存しやすいのは屋内の空気が乾燥した環境で、気温と湿度が上がれば威力を失い、特に日光に弱いという研究結果を報告しました。
さらに、日光に当たらないとビタミンDが不足します。ビタミンDは、健康な身体を維持するためになくてはならないもので、カルシウムの吸収や筋肉の合成を促し、免疫の機能を調整してくれます。ビタミンDは日光に当たることで、体内で合成されます。

「ステイ・ホーム」が原則ではありますが、家から外に出て日光を浴びることが、新型コロナウイルス対策にも繋がるということですね。
是非とも太陽の下でウォーキングをしてください。

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一般社団法人国際感食協会代表理事
薬剤師・栄養学博士

宇多川 久美子

1959年千葉県生まれ。明治薬科大学卒業。
医療の現場に身を置きながら、薬漬けの治療法に疑問を感じ、
「薬を使わない薬剤師」を目指す。
現在は、自らの経験と栄養学・食事療法などの豊富な知識を活かし、薬に頼らない健康法を講演会やセミナー、雑誌などで発信している。
「薬が病気をつくる」(あさ出版)、
「長生きするのに薬はいらない」(青春出版社)など著書多数。